見えないものが見えるものを創る
=心が体をつくる
=思念や言葉が現実をつくる

とは、「経営者の5つの人間力」の
『生み出す力(創造力)』のメインメッセージ

昨日お伝えした通りです。

今日は、私のもう一つの主要な仮説(信念)について
お話したいと思います。

それは・・

『組織の成長・事業の発展は、個々人の
「極めて個人的な人間的成長」にかかっている』
というものです。

『育てる力(育成力)』のメインメッセージです。

事業経営の3大要件である『人・もの・金』

事業組織には、私利私欲や公私混同とは対極にある
人間社会に寄与するという存在目的がある一方で
経営は価値・利益を出し続けなくては存在できません。

そういう前提のためなのでしょう。
10年近く前までの職場においては、
「まず会社ありき」
株主などのステークホルダーありき、でした。

個々人の人生や職業における
幸せ・やりがい・価値観などを

会社(組織)も、個人自らも
後回しにしてきました。

しかし今、経営者のクライアント様と私が
まず初めに合意している前提は
「初めに人ありき」です。

会社や組織は
個々人の幸せや自己実現の場となることで
初めて、事業体としての個性や総合力を発揮できる
と捉えています。

ピーター M センゲ氏は
『学習する組織 -システム思考で未来を創造する』

の中で、図らずもこのポイントについて
「自己マスタリー」という表現を用いています。

組織が「自己マスタリー」すなわち、
社員個人の成長に力をいれることは、
組織の成長にとって不可欠であるばかりでなく

個人の最大限の発達(人間としての本質的な成長)は、
個人の幸せにとって不可欠であることを強調しています。

その上で、私に見えている
会社や組織の大きな課題(チャレンジ)があるのです。

事業体の成長と真の発展は、
個々人の極めて個人的な人間的成長という
土台の上に成り立つとしたら・・

社会の公器である事業体が、
一人一人の極めて個人的な人間的成長を、具体的に
どうやって育んでいくことができるのだろうか?

という点です。

何が言いたいかといいますと、
人間的成長、人間力の醸成は
古今東西、万人が、古来
一生をかけて取り組んでいるものです。

非常に難しいことだと・・・

歴史は教えてくれているのではないでしょうか。

個々人が人間として成長を果たすには
通常は、それなりの時間がかかることであり

極めて個人的な生々しい前提や
パターンがあるのではないか

これが私の仮説です。

そこで、次回は
「メンタル・モデル」について取り上げ、
考察したいと思っています。

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