■ ビジョン(WHY)を問い直す時

コロナパンデミックが引き金となり、
多くの組織で新たな事業が立ち上がり、
生み出されようとしています。

時代の世界観がパラダイムシフトし、
資本主義は見直され
持続可能なあり様が模索されています。

人々の意識は根本から揺さぶられており、
描くビジョンもその「質」を変えようとしています。

業績目標を数値化し、それを
どのように達成するかを(HOW)を描いた
表層意識(左脳)的「ビジョン」から、

自らの存在目的(社会への貢献価値)を
根本的・本質的に問い直す(WHY)
深層意識(右脳)的「ビジョン」へと
進化することを余儀なくされていると
感じずにはいられません。

いくつかの新規事業に私自身関わらせて
いただきながら、紛れもなくそのことを
実感する今日この頃でございます。

2018年に日本語版が上梓され
10万人以上の日本人に注目されている
「ティール組織」(F.ラルー著)では、
この時代を「生命体」という
メタファーで表現しています。

確かに、これまでのように人や組織や市場など
を「機械」の如くコントロールしたり、
効率化し大量生産し成果をあげても・・

未曾有のウイルスや天地事変など
生命を脅かすものの前には無力であると
私たちは身をもって痛感することとなりました

今まさに、ご自身の人生や事業組織において
「ビジョン(WHY)」何のために存在するのか?!
「私(たち)は世界に何を創造したいのか」
問い直す好機なのではないでしょうか。

■ 創造性の発揮か?ロックか?

さて、新規事業プロジェクトなどの創造性
(生み出す力)を発揮して頂く機会に、私が
あらためて、お伝えしていることがあります。

A. 「創造的意識」が発揮されている状態か?
(マインドフル、フロー状態の開発・維持)

B. 筋肉や神経筋が固定されている状態か?
(マインドレス、ロック状態からの開放・統合)

私たちは常に2種類の意識状態のどちらかを
選び、自身の感情や行動を決定しています。

日々毎瞬、自分がどちらの状態にいるのかに
気づき、俯瞰できる余裕をもっていたいものですね。

今回は、ごく簡略に今ご自身が
どちらの状態(ステイト)にいるのかを
自己観察して頂くための「指標」
についてお伝えしたいと思います。

その「指標」とは、
「4つのF」(神経筋ロック時の特徴) と
「4つのR」(創造力発揮時の特徴) です。

実は私達は意識を向け直さないと、
「4F」のいずれかの状態に無意識的に
陥りがちなのです:

「4つのF」(神経筋ロック時の特徴)
1. Fight (ファイト) 闘う
2. Flight (フライト) 逃げる
3. Freeze(フリーズ)固まる
4. Fold(フォールド)へこたれる

いかにも、筋肉が硬くなっている状態ですね。
余分な力が入っていたり、反対に
なんだか力が湧いてこないといった場面では、
どなたにもこのような状態になった経験が
があるのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

「4F」になっているかも?と感じたら一呼吸。
「フーーー」っと、深くゆっくり5回以上
深呼吸をしながら、神経と体を緩め、開き、
隅々まで美しい氣を流してみてください。

一方、創造的行動の元になる意識状態
には、次の特徴「4R」があります。

「4つのR」(創造力発揮時の特徴)
1. Relaxation(リラックス) 緩んでいる
2. Resonance(リゾナンス) 共振している
3. Rhythm(リズム) 律動的である
4. Repetition(リピティション)反復している

筋肉と神経筋がロック状態の4Fとは対照的に
4Rでは一定のリズムのある動きや、
体と心が繋がって、活力が漲り、ゆるやかに
流れている状態といえるでしょう。

アイディアの創発や創造的活動にとっても
柔らかくてリラックスし開かれた体と心の
状態や感覚は致命的に重要です。

「フロー」とは、文字通り
「流れている」「乗っている」状態です。

「生命体」である組織・チームに
新たな事業(生命)が生み出される時。
その身体と心に、血液やエネルギーは
滞ることなく流れているでしょうか。

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